会社設立の専門家の資格は?

会社設立をネットで検索すると税理士さんが多く出てきます。しかし。税理士は会社設立の専門家ではなく税法の専門家です。では、司法書士はどうでしょうか。司法書士は登記の専門家です。確かに、会社の設立を最終的に完了させるには登記が必要です。しかし、登記の専門家は会社設立の専門家ではありません。登記の専門家なのです。

 会社設立は設立登記ができれば良いものではありません。許認可が必要な業種であれば申請をしなければなりません。運転資金が不足であれば創業融資を受けなければなりません。取引先と契約をするには、契約書が必要です。従業員を採用するには雇用契約書が必要です。会社設立手続きのみで考えるのではなく会社設立によって終わるのではなく始まるわけですから、会社設立を広くとらえて、どの資格者に依頼すべきかがおのずと見えてきます。これらの手続きを総合的に取り扱うのが行政書士なのです。起業家は、コンプライアンスを求められますので遵法精神が大切と思います。違法行為を行う士業者に依頼してはならないと考えます。会社設立は行政書士へ、登記は司法書士へ、税務は税理士へ依頼すべきなのです。

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